クレジットカード現金化が高齢者に人気の理由とは?
近年クレジットカード現金化の人気が高まっています。
主な利用者は若年層~中年層だけではありません。
なんと高齢者の利用が増えているそうです。
クレジットカード現金化の人気が高まっている
近年広まりつつあるクレジットカード現金化。
金銭的に困った人が、消費者金融などからの借入をせずに、クレジットカードのショッピング枠から現金を得ることができるため、便利な方法であることから人気が高まりつつあります。
まだまだ一般的な方法ではなくイレギュラーな方法であるとのイメージが強いためひそかな人気ではありますが・・・。
私は当サイトの記事を執筆するにあたって、業界のことを詳しく調査したうえで書いているのですが、もちろんクレジットカード現金化業者に電話して調査もしています。
各業者の電話対応を調査することもあれば、アポをとってインタビューすることもあります。
インタビューでは色々な話を聞くのですが、一つ興味深い話がありました。
私はそのインタビューで話を聞くまでは、クレジットカード現金化の主な利用者は若年層~中年層だと思っていました。
実際、体験談を募った時もその年齢層からの投稿ばかりでした。
しかし、インタビューで聞いた話によると、高齢者からの利用が増えつつあるとのことです。
この記事では、インタビューをもとに記事を書いていきます。
高齢者の利用が増えている背景
私「クレジットカード現金化の利用者としては、若い人が多いという認識を持っており、またそのような認識が一般的だと思うのですが、実際のところどうですか?」
業者「たしかに若い人は多いですよ。
不景気ですからね。
大学に四年間かよってせっかく就職したのに、給料がとっても少ないって人が多いんですよ。
しかも物価も安くないでしょう。
普通物価が高くなる時は給料も高くなることで生活の質が変わらないようになるものですが、今は物価は高いままで若い人たちの給料はどんどん少なくなってる。
これじゃぁきついですよ。先行きも不安だしね。
たしかにアベノミクスで日本経済は好調と言われていますが、儲かっているのはお金のある人だけですよ。
企業家が儲けたり、投資家が儲けたり。
でも一般庶民の生活は変わりません。
きちんと働いていても、給料そのものが少ないし、新卒の人なんかは勤続年数も少ないから、お金がないからってなかなかお金は貸してもらえません。
金融業界の人間から言わせれば、社会人になって間もない人がもう借金?危ないんじゃない?って感じになって、貸さないケースがとても多いです。
お金が借りられない時、クレジットカード現金化に頼ることになります。
中年層の人も多いですよ。
この人たちの場合、新卒の人たちより厄介かもしれません。
勤続年数は長いけど、年代相応の給料がもらえなくて借金に走る場合、あんまり信用が高いとは言えませんね。
そういう人はすでに借金を作ってて、新たな借り入れをしようとしていることも多いですが、それは本当にまずい状態ですね。
不景気な時代ですから、貸す側も貸し倒れにならないように慎重なんです。
まぁそんなわけで若い人や中年の人が全体としては多いですよ。
でも、最近は高齢者も少しずつ増えてきてますね」
私「高齢者?」
業者「そうです。今は年金の額も減って、高齢者も大変なんですよ。
シルバーケアなんかでガードマンとかやってる人もいるくらい。
でも、リタイアしてまで働きたくない人もいれば、働こうにも枠が少ないみたいで、そういう人がちょっとお金に困った時にクレジットカード現金化をやっています」
私「そっか、高齢者は借金できませんからね」
業者「そう、高齢者は借金できませんから。
(注・消費者金融で借金をするためには、現在は総量規制という規制が適用される。
総量規制では、業者側の貸しすぎと消費者側の借りすぎを防ぐため、年収の3分の1以上の貸付は禁止されている。
したがって、働いていない年金受給者は年収が0とみなされ、業者は貸付をしない。
もっとも、総量規制以前から高齢者に対する貸付は行われにくかった。
高齢者は現役層と比較すると死亡リスクが高く貸し倒れになる可能性が高いこと、働いておらず収入が乏しいため、返済困難に陥る可能性が高いことなどが理由である)
だから、お金を作ろうと思ったらどうしてもアルバイトするか、クレジットカード現金化になる。
中には現役時代にたくさん貯金していたり、資産運用をしたりでお金に困らない高齢者もいますけど、そんな高齢者は一握りですよ。」
私「でも、クレジットカード現金化はインターネットじゃないですか。
高齢者にできますかね?」
業者「高齢者が機械音痴とか技術に無頓着っていうのはもう古いイメージですよ。
今の時代、60代、70代の人でもネットくらい使います。
ネットが登場したのはもう20年くらい前でしたからね。
年齢にもよりますが、40代、50代でインターネットに触れあった高齢者は多いんです。
退職して隠居生活に入ってから人付き合いが少ないって思ってる高齢者が、パソコンを通じて友達を探してコミュニケーションを図るっていうケースも多いです。
だから、高齢者がクレジットカード現金化のことをネットで知って、ネットで手続するっていうのも不思議なことではないんですね。
スマホから申し込んでくる人もいるくらいですよ。
手続自体も簡単ですから。
機械音痴の人でも、電話してくることは多いですよ。
わからないから、どうすればいいんですかって。
そういうお客さんには、こちらで教えながら手続きしてもらうこともできます」
私「なるほど。確かに私の父ももうすぐ70ですけど、インターネット使いますね。
メジャーリーグの情報とかよく調べてますよ」
業者「そうでしょう。
これからますます格差が広がって、貧乏人はますます貧乏になっていくかもしれません。
高齢者も、生活が厳しいケースが多くなり可能性は大いにあります。
そうなると、クレジットカード現金化に頼る高齢者も増えてくるでしょうね」
高齢者はお金を得る手段があまりない
この記事を書いていて、色々と思ったことがあります。
今の日本は少子高齢者社会であり、年金の額は少なくなっています。
また、長きに渡って日本経済は非常によいという状態に回復することができていませんから、現在の高齢者の中には現役時代にあまり貯蓄ができなかったという人も多いかもしれません。
そのような人がお金を作るための手段はかなり限定されています。
まず、上記の通りいくつかの理由から、高齢者は消費者金融などでお金を借りることができません。
消費者金融業者が定める「安定した収入」は年金を認めないケースがほとんどなのです。
実際に消費者金融業者の貸付対象年齢を見てみても、アコムが20~69歳、モビットが20~65歳、レイクが20~70歳、プロミスが20~69歳、ノーローンが20~69歳となっています。
銀行系カードローンを見ても、三菱東京UFJカードローンは20~65歳、オリックス銀行カードローンが20~65歳、みずほ銀行カードローンが20~65歳となっています。
わずかにレイクが70歳であることを除けば、ほとんどが60代を上限としているのです。
一つだけ頼みの綱として、独立行政法人福祉医療機構が提供する融資では、年金を担保にしてお金を借りられる年金担保融資があるため、こちらからお金をかりることができます。
保証金は要らず、年利も1.6%で借りることができます。
しかし、借りられるのは年金の年額の範囲内であり、原則として追加での借り入れをすることはできないため、健康面などで今後本当に困った時の切り札としてあまり使いたくないものです。
消費者金融や銀行で借りることはできず、年金担保融資は切り札として残しておきたいと考えているならば、残された道はいくつかしか考えられません。
一つは高齢者向けのアルバイト、もう一つは切り売り、もう一つがクレジットカード現金化です。
高齢者向けのアルバイトはそこそこのアルバイト代を稼ぐことができますが、高齢化社会の現代においては希望者が多くなっており、そして不景気な時代ですから高齢者向けの雇用枠はそれほど多くはありません。
つまり、少ない枠に大勢が応募することとなりますから、働けない人がとても多くなるのです。
ですから、アルバイトという選択肢は推奨できるものではありません。
次に切り売り。
切り売りとは読んで字のごとく、持ち物を売って現金を得ることです。
例えば、現役時代にこしらえた価値あるものを質屋に物を持ち込めば、それに見合った額を得ることができます。
返済できなくなれば、担保が質流れすることで借金は帳消しとなりますから、リスクも低いです。
しかし、質屋は金利が高いため、お勧めしにくい方法です。
数万円に困っている人が宝石や時計などを質に入れたところ、期限までに返済することができず、結局安値で売っただけということになることが非常に多いのです。
最後にクレジットカード現金化です。
この方法ならば、親族や友人から借りず、質屋に行くこともなく、お金を作ることができます。
高齢者にとって、お金が必要になるシチュエーションといえば、大きなお金が急に必要になったというよりは数万円が必要になったというケースの方が多いことでしょう。
クレジットカード現金化では、数万円や数十万円のお金ならばすぐに用意できるようになっているのです。
また、業者がインタビューで答えたように、最近は高齢者でもインターネットを使う人が少なくありません。
操作自体も簡単です。
もちろん、クレジットカード現金化もクレジットカード会社に対して借金を作ることにほかなりませんから、あまり推奨されるものではないでしょう。
どうぞどうぞ、大いに借金してください、なんて言えるはずはないのです。
しかし、そのような前提を踏まえたうえで、どうしても現金が必要になったならば、クレジットカード現金化は利用価値があるということです。
今後、少子高齢化はますます進んでいくことでしょう。
そうなれば、高齢者の生活が今以上に圧迫される(もちろん、高齢化社会を支える若い人たちはそれ以上に圧迫されますが・・・)ことになります。
そのような時、クレジットカード現金化という最善の方法を知っておけば、少しは心に余裕ができると思うのです。